Voice!for HRM Vol.19 ~人財の再雇用にイノベーションが果たす重要な役割~(From U.K)

英国でもっとも有名なHRMサイトから興味深い記事をご紹介します。

https://www.peoplemanagement.co.uk/voices/comment/innovation-plays-crucial-role-getting-people-back-employment

16 Oct 2020 By Tris Dyson

「解雇が頻繁に行われている時期に組織は創意工夫をし、求職者を雇用するよう努めるべきだ」とTris Dyson は語る。BBCの情報公開請求により498,000人以上の労働者がCovid-19パンデミック流行から5か月あまりで職を失ったことが明らかとなった。これは驚異的な数字であり、憂慮すべき事態である。この影響を最も受けたのは低賃金労働者、短期契約のgig労働者など不安定な職に就く若者を含む脆弱な労働者であった。

ますますパンデミックが露見し、こういった労働者が直面する問題を悪化させてきた。Nestaの最新の研究によれば脆弱な労働者のうちわずか35%が失業した場合3か月以内に別の職に就けると確信し、30%が見通しが立たないと回答した。

英国政府はfurlough (一時休暇)、職支援スキームなど数多くの支援パッケージをリリースし、失業者の救済を行ってきた。こういった方策は喜んで受け入れられるべきものであるがこれだけでは十分とは言えない。さらに脆弱な労働者を支援するためには企業、慈善団体そして他の組織からのイノベーティブな解決策が必要である。イノベーションとテクノロジーが重要な役割を果たしている。変化する状況に素早く反応し、適応するという多くの企業の能力により、パンデミックがもたらす課題に対応できるようになる。

相互につながったデジタル世界ではますますイノベーティブな解決策が失業者や時間短縮を迫られた労働者を支援する上で重要な役割を担っている。

多くの組織、企業は既に自分の強みやスキルについて学ぶためのオンラインツールを提供したり、人材派遣プラットフォームを開発し、雇用者とフレキシブル労働を求める労働者をマッチングさせたり大学生や卒業生が人脈を広げられるようなコミュニティを創るなどイノベーティブなアプローチをとってきた。

新たな職を見つけたり、パンデミックによる財政的な影響への対応を迫られる労働者を支援するためにNestaは£280万(約383億円)にも上るRapid Recovery Challenge (早期回復チャレンジ)を立ち上げた。

 JPモルガンチェース財団そしてMoney and Pensions Service (財政・年金サービス)の支援により、このチャレンジは失業者・求職者の職、トレーニングそして財政サポートへのアクセスを改善するためのイノベーティブな解決策の開発と拡大を目的としている。

 個々人が新たなスキルを獲得し職を見つけられる機会を増やすテクノロジー・サービス型解決策の開発と拡大を目指すイノベーティブで前向き姿勢な企業、慈善団体そして組織を探している。

 このチャレンジは若年層労働者そして職を失った低賃金労働者などパンデミックの影響を強く受ける労働者をスキルマッチした職に就かせるような解決策を模索している。こういった繋がりを職に生かせるように求職者にオーダーメイド型の学習、トレーニングそしてアドバイスを提供する解決策を模索している。

 何千もの人が次の数か月で職を失うことが予想されており、今が企業、慈善団体そして他組織が手を取り合い、脆弱労働者のスキル・職支援を行う時期である。

イノベーションを加速することで、  Rapid Recovery Challengeがこれを実現できるようになる。

このチャレンジについての情報は rapidrecovery.challenges.orgを要参照。

※Tris Dyson はNesta Challengesのマネージングディレクターである。

(D.S)

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