離散型/連続型確率分布

今回は、前回にも少し紹介した確率分布について、もう少し詳しく紹介したいと思います。

前回のコラムはこちらです。(確率変数と確率分布)

まずはじめに、さいころの例とともに確率分布について紹介したいと思います。

離散型確率変数

ここでは、2つのさいころを振って、出た目の和について考えていきたいと思います。

さいころの目は1~6までの数字が出るので、2つのさいころの目の和は2~12までの値のどれかになります。

確率分布は以下のようになります。

さいころの目は、1,2,…,6と数字を取りますが、1.5や5.9などの値をとることはありません。今回のような、さいころの目の和も6,1や10.3などの値をとることもありません。

このように飛び飛びの値をとる確率変数離散型確率変数と呼びます。
また上記のグラフは、離散型の確率変数をとっているので、離散型確率分布といいます。

連続型確率分布

次に、内容量が100gのお菓子について考えていきたいと思います。

お菓子や飲み物などの内容量は袋の裏面に記載されていますが、実際の内容量が寸分の違いもなく、100.00000gであることはほとんどありません。

なので、大量にあるお菓子の内容量を1つずつ計量したとします。

そのときの確率分布は以下のようになります。

重さは100gや98.123g、100.00001gのような値を取ります。

このように値と値の間には数えきれないほどに取りうる値があるような確率変数連続型確率変数と呼びます。
また、上記のグラフは、連続型の確率変数をとっているので、連続型確率分布といいます。

まとめ

今回は、離散型/連続型確率分布について紹介しました。

自分が扱っているデータが離散型か連続型かを意識して、分析や集計を行ってみてください。