テレワークと資産除去債務 ~30人の会社のテレワーク Vol.26 ~

2020/4/7の1回目の緊急事態宣言発令から、1年が経とうとしています。当社は、テレワークの実施に伴い、オフィスのリニューアルを実施しました。(オフィスリニューアルについての記事はこちら

感染症の流行を機に普及し始めたテレワークですが、テレワークが定着し、当たり前になってくると、「オフィス自体がいらなくなる」ということも考えられます。実際、オフィスの解約が増えてきている、という記事を目にすることもあります。

賃貸オフィスの解約、有形固定資産として保有している土地や建物の処分に際し、企業は現状回復の義務を負います。この現状回復費用は資産除去債務として、あらかじめ見積を行い、計上しておく必要があります。(資産除去債務について詳しくはこちら

現在テレワークを行っているかどうかに関わらず、資産除去債務の算定・資産除去債務に対応する除去費用の資産計上と費用配分、財務諸表での開示を行わなければなりません。

当社では、SuperStreamというERPパッケージの導入支援を行っております。SuperStreamで資産除去債務の管理を行うための手順は下記の通りとなります。

①除去債務資産の利用設定

事前に下記マスタで利用設定を有効にしておくことで、除去債務資産を計上することが可能です。
・FA会社方針マスタ

②割引現在価値、除去債務利息額の自動計算のための設定

割引利子率などを下記マスタで設定しておくことで、自動計算が可能です。
・割引計算利子率マスタ

③除去債務額を予測するための設定

計算条件を下記マスタで設定しておくことで、将来発生する除去債務額を計算することが可能です。
・予測計算指示
・異動予定入力

④除去債務に関する仕訳を会計へ連携するための設定

連携関連情報を下記マスタで設定しておくことで、除去債務資産計上後に仕訳を会計へ連携することが可能です。別途手動で仕訳を起票する必要がありません。
・FA会社方針マスタ
・FA会計部門マスタ
・FA取引先マスタ
・償却情報マスタ
・伝票グループマスタ
・ユーザー別伝票発番グループマスタ

⑤固定資産入力画面で除去債務資産情報を入力

最低限①②の設定が完了済であれば、除去債務資産情報の入力が可能です。

当社では、パッケージの新規導入やバージョンアップだけではなく、現在SuperStreamをご利用いただいている企業様に向けたスポットコンサルティングも行っております。テレワークの増加に伴い、固定資産管理に関するお問い合わせも増えてきております。

・SuperStreamの未利用機能を使ってみたい!
・SuperStreamで管理する範囲を広げたい!
・現在、うまくいっていない業務がある
など、SuperStreamに関するお困りごとがございましたら、ぜひお問い合わせください。

SuperStreamの導入を検討されている方は、こちらから簡易見積が可能です。
※簡易見積がないモジュールについては、個別にお問い合わせください。


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