JIPDECが教育用資料を公開。テレワーク時の注意点とは? ~30人の会社のテレワーク Vol.85~

プライバシーマーク取得事業者には、1年に1回、従業員に対する教育が義務付けられています。

一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が従業員教育用資料を公開しています。公開ページは

公開されている教育用資料は下記の通りです。テレワーク時の注意事項についても示されていますので、ご紹介します。

基本編:個人情報管理の重要性

基本編:個人情報の取扱いに関する事故を起こさないために
・メール誤送信を防ごう
・紛失・盗難を防ごう
・日常業務の中で注意すべきこと
・テレワーク時に注意すべきこと

https://privacymark.jp/system/reference/index.html#tools

テレワーク下では、機器や資料の持ち出し、ネットワークなどの作業環境の違い、資料やPCの持ち出しなど、オフィスで仕事をしている時とは異なる環境になるため、個人情報の取扱いに関する事故発生のリスクが高まります。JIPDECが公開している資料では、テレワーク下の事故事例を紹介するとともに、テレワーク時の注意事項について、解説しています。

過去記事:30人の会社のテレワーク Vol.80~改正個人情報保護法とテレワーク下でのPMS教育~でご紹介したように、弊社でも毎年PMS教育を実施しています。今年度の重点テーマは「改正個人情報保護法」でしたが、テレワークを始めた2020年には、「テレワーク時のセキュリティ対策」をテーマにPMS教育を実施しました。

確認テストの問題をいくつかご紹介します。

テレワーク時にしてはいけない行動として、当てはまるものはどれか?
a)自宅での作業時、システム管理者からOSのアップデートのお知らせがあったため、すぐアップデートを行った
b)カフェでの作業時、会社から電話があったので、席についたまま顧客に関する情報を話した
c)使用する端末から勤務先等の接続先までがVPNで暗号化されてるか確認し、業務を行った

弊社PMS教育確認テストより抜粋 正解はb)

テレワーク時にしてはいけない行動として、当てはまるものはどれか?
a)メールを確認していると、不審な添付ファイルのついたメールを受信したので、無視した
b)スマホの充電が切れそうだったので、テレワークで使用する端末でスマホの充電をした
c)自宅での作業時、テレワークで使用する端末を家族に使わせないようにした

弊社PMS教育確認テストより抜粋 正解はb)

テレワーク時にしてはいけない行動として、当てはまるものはどれか?
a)情報システム部門から、業務で利用するアプリのアップデートのお知らせがあったが、忙しかったのでしばらく放置した
b)メールを確認していると、身に覚えのないメールが送信されていたので、ネットワークから遮断し勤務先のシステム管理者に連絡した
c)パスワードの更新時期だったため、大文字と小文字、記号や数字を混ぜた8文字の文字列をパスワードとして設定した

弊社PMS教育確認テストより抜粋 正解はa)

どれもうっかりやってしまいそうですが、情報漏洩のリスクが高まりますので、気を付けるようにしましょう。

弊社では
・PMS専任の担当者がおらず従業員の教育に手が回らない!
・PMS教育資料は配布しているが、従業員の理解度の確認ができていない!

という企業様向けに、PMS教育パックの販売を行っております。

2022年度版は、改正個人情報保護法に対応、教育資料35ページ+アプリ(らくらくstudy)による確認テストで1人3か月7,000円~となっております。